当院は藤沢市の成人検診（健診）、高齢者の予防接種、子宮頸がんワクチン、大人の風疹予防接種の指定医療機関です。随時ワクチン接種の電話・診察時での予約を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

【各種ワクチン】

接種券の届いた藤沢市民を対象に新型コロナワクチンの3回目・４回目接種を実施しています。当院はファイザー社のRNAワクチンを使用しています。

ワクチン接種につきましてご不安や不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。

定期接種の対象者は、市による一部助成を受けることができます。肺炎球菌は、主に気道の分泌物に含まれ唾液を通じて飛沫感染をします。日本人の２～５％の高齢者では常在しているといわれています。肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による気管支炎や肺炎などの感染症の重症化を予防します。

（定期接種対象者）

• 2023年3月31日までに、65・70・75・80・85・90・95・100歳になる方

• 60～64歳で心臓・腎臓・呼吸器などの１級障がい手帳をお持ちの方

（注意点）

• 肺炎球菌ワクチンの接種後にみられる主な副反応には、 接種部位の症状(痛み、赤み、腫れなど)、筋肉痛、だるさ、発熱、頭痛などがあります。接種後に気になる症状や 体調の変化があらわれたら、すぐ医師にご相談ください。
• 予防接種の30分間は急な副反応が起こることがありますので、医師とすぐに連絡がとれるようにしてください。
• 「23価肺炎球菌ワクチン」を以前に接種したことがある方は定期接種の対象とはなりません。
• 接種当日、発熱がある方や重篤な急性疾患にかかっている方は接種できません。

（接種時に必要なもの）

1. 費用助成券（藤沢市から郵送されたはがき）
2. 年齢が分かるもの（健康保険証など）
3. 自己負担額（2700円）

帯状疱疹は、水ぼうそう（水痘）を引き起こす帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。初期に片側にピリピリした痛みやかゆみが現れて、2～3日後には周囲の赤い水疱の発疹が出ます。治療が遅れると慢性的な神経痛を伴うことが知られています。

帯状疱疹ワクチンの接種対象者は、50歳以上の方です。帯状疱疹の発生率は50歳代から増加して加齢に伴い上昇します。発症や神経痛などの後遺症の予防といったデータがあります。

子宮頸がんのほとんどがヒトパピローマウイルス（HPV）の感染で生じます。HPVに感染しても一部は自然に検出されなくなりますが、一部は数年単位で前がん病変へと移行し子宮頸がんを発症します。発症や重症化の予防としてHPVワクチンの接種が有効です。

HPVワクチンには２価（16型・18型）、4価（6型・11型・16型・18型）、9価（6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型）があります。2価は子宮頸がんの原因の50～70％を占めるHPVに対応しています。4価は尖圭コンジローマの予防に効果的です。コンジローマは性器や肛門の周りにカリフラワー状のいぼができますが、痛みを伴わないため気づかれにくいのが特徴です。9価は子宮頸がんの90％以上の予防効果を持つといわれており、令和5年から定期接種の対象となりました。

対象者は、公費での助成を受けて無料で接種することができます。

（定期接種対象ワクチン）

2価、4価、9価

（助成対象者）

• 小学6年生～高校1年生（11～16歳）の女性
• 平成9年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた方で、過去に公費・自費ともにHPVワクチンの接種を完了していない方

（接種について）

• 接種日に13歳未満の方は保護者の同伴が必要です。原則保護者の同伴が必要ですが、同伴できない場合はあらかじめ予診票の保護者欄へのサインをお願いします。
• 当日は、健康保険証などの年齢が分かるものを持参してください。2回目以降は母子健康手帳やHPVワクチン接種済証などを持参してください。
• 2価・4価HPVワクチンのどちらも公費で接種できます。予約時に希望をお伝えください。

厚生労働省で公開されている情報です。ワクチンの有効性とリスクについてお子さんと保護者で理解するために、一読しますようお願いいたします。

　>>HPVワクチン接種の対象の方と保護者に向けたリーフレット（概要版）

　>>HPVワクチン接種の対象の方と保護者に向けたリーフレット（詳細版）

【各種検診】

内容：肺のレントゲン写真を撮って診断します。当日は食事や水分摂取の制限はありません。助成は年1回の適応です。

自己負担金：70歳以上は無料、69歳以下は600円

助成対象者：40歳以上の藤沢市民

内容：2日分の便を採取して、便に血が混ざっていないか検査します。（潜血反応検査）助成は年1回です。

自己負担：70歳以上は無料、69歳以下は600円

助成対象者：50歳以上の男性藤沢市民

内容：前立腺がんの腫瘍マーカーである前立腺特異抗原（PSA）を、採血検査で判定します。PSAは前立腺内でつくられており、異常があると増加します。

自己負担：1000円

助成対象者：神奈川後期高齢者医療制度に加入している75歳以上の藤沢市民や65～74歳以下の一定の障害を持つ方など 

内容：問診、視診、触診、血圧測定、血液検査、尿検査。前年度の健診結果で該当者は医師の判断に基づき貧血検査や心電図検査を実施します。当日は前年度の健診結果をお持ちください。

自己負担：なし

　>>藤沢市の後期高齢者等健康診査の詳細

助成対象者：藤沢市国民健康保険に加入している40～75歳未満の方

内容：問診、視診、触診、血圧測定、血液検査、尿検査。前年度の健診結果で該当者は医師の判断に基づき貧血検査や心電図検査を実施します。当日は前年度の健診結果をお持ちください。

自己負担：2000円

　>>藤沢市のこくほ（特定）健診の詳細